
Field Engineer
Interview02
感謝の言葉を“原動力”に
ホームドアで人々の安全を守る。
東京支店 ホームドア課
佐藤 浩正
工業高校(電気科)卒
- Profile
- 冗談を織り交ぜながら周囲を楽しませる愛されキャラだが、人一倍作業の練習をし、現場の責任者も務める頼もしい存在でもある。
部活で培った行動力と年齢関係なく話せる力
身体を動かすことが好きで、高校ではサッカー部に入っていました。部内の上下関係はやや厳しく、必要なことを予測して先輩が動く前に行動していました。自分たちがチームを引っ張っていく立場になってからは、より全員がサッカーに集中できる環境へ変えるため、先輩と後輩で対等な関係を築けるようにしました。そんな風に先輩や後輩関係なく率先してコミュニケーションをとっていたので、社会人になってからも幅広い年齢層の方と臆せずに接することができていると思います。

義務感が、誇りに変わった
社会のインフラを支える仕事に就きたいと考え、JR-MSに入社しました。当初は鉄道に特段興味はありませんでしたが、ホームドアが正常に動いているところを見ると、自分たちの点検作業が役に立っていることが感じられ、仕事に誇りを持てるようになりました。
また、社宅をはじめとする福利厚生や休日もしっかりとれるため働きやすいと思います。夜勤に慣れるまで数カ月かかりましたが、出勤・退勤の時間帯は電車が込んでいないため通勤しやすかったり、夜勤明けの昼間の時間帯を有効に使えたり、今では夜勤の方がいいかも…と思います(笑)。
人間関係の良さと自分の成長を実感できる
主な業務は、先輩と2人1組でホームドアの点検・修繕作業をしています。鉄道業界は多くの人の命を預かる、ミスが許されない仕事であるがゆえに厳しい人が多いと思っていましたが、先輩たちは分からないことがあっても嫌な顔ひとつせずに教えてくれるし、作業中は見守ってくれるため安心して作業できます。
社内の人間関係の良さに加え、成長しやすい環境にも魅力があります。最初は先輩が一通り作業するところを見ているだけでしたが、会社の訓練室で空き時間があれば練習したり、先輩にアドバイスをもらったり、やればやるほど修理する腕も上がってきて徐々にできることが増えてきました。そして入社2年目頃には、故障したホームドアを自分の力で復旧させられるようになってきたことが、とても嬉しかったです。

原動力は達成感と感謝の言葉
ホームドアの点検・修繕作業は、基本的に終電から初電までの限られた時間内で行います。1駅に約80開口のホームドアがあり、それを2人1組になり合計10チーム程で対応しますが、時間的余裕はありません。時間配分を常に意識しながら、ほかの業者の方も同ホーム内で作業しているため社外との打ち合わせ、そして安全への配慮が必要です。繊細な作業で、最初は全然時間内に終わらなくて…。どうしたら時間を短縮できるのか、会社に帰って訓練機で練習していました。
今では時間内に終えられるようになり、達成するたびにやりがいを感じます。さらに、作業が完了したことを駅係員に報告すると「ありがとう」と言っていただけます。仕事の面白さも原動力となっていますが、人に感謝されることはやっぱり嬉しいです。
さらなる成長、そしてチームのために
できることを考える
将来は、現場をとりまとめるポジションを目指しています。そのためには、まずどんな現場でも焦らず冷静に対処できるようになりたいです。点検作業中にほかのチームから「終了しました」という無線が流れると、焦ってしまう時があります。視野が狭くなりミスが発生しやすくなるため、どんな状況でも落ち着けるように意識していきたいと思います。
また、オフィス内でも現場でも業務中のコミュニケーションは必要であり、それぞれが協力して業務ができるよう、作業開始までの待機時間に多くの会話をして距離を縮めています。自分のためだけではなくチーム全体で仕事しやすいよう、何ができるかを考えていきたいと思います。

Field Engineer Interview
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